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新型コロナウイルス感染症(Covid-19 )











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【疫学】
  • 2019年12月に中国の武漢で発生した致死性の高い重症呼吸器感染を伴う伝染病は瞬く間 に
    世界中に流行した。原因は不明であるが、コウモリなどの動物を介した新型コロナウイルス感染症と 推定されている。


  • それ以前に2003年2月に中国の広東省でハクビシを介したSARS(重症急性呼吸器症候群)
    2012年9月に中近東でラクダを介したMERS(中東呼吸器症候群)の小流行があったが、幸い日本国内 では発症は見られなかった。


  • 2020年2月、横浜港で香港経由のクルーズ船(ダイヤモンドプリンセス号)内で大規模な
    コロナウイルス感染症がみられ(3711人中725人、死亡者13 人)社会問題化した。


  • 当初、欧米人がアジア人の10倍の感染率。これは元々、アジア人が同じウイルス族が原因の
    かぜなどで コロナ ウイルスに対してある程度の基礎免疫を持っている可能性がある。


  • 当初、日本人の致死率は、全年齢0.15%、65歳未満、0.05%、65歳以上23.5%で流行 の
    初期、肺炎による高熱、呼吸困難で重症化していたが、最近は咽頭炎、気管支炎で咳や咽頭痛が強く、 感染性は高いが、重症化する例はまれになってきている。


  • 最初は、伝染病の結核、ジフテリア、SARS、MERSなどと同じく感染症2類分類とされ、
    隔離、行動制限などの厳格な感染対策が必要とされていました。


  • 2023年5月より、赤痢、インフルエンザ、ジフテリアのような感染症5類分類に移行し、
    行動制限、休業、休学、マスクの着用は大幅に緩和されました。
    【診断】
       

           
       
      • 上気道炎症状発症後、数日〜10日間の咽頭ぬぐい液での定性抗原検査
        (簡易キット、15分で判定) で十分である。    
      • 最近、コロナウイルスとインフルエンザウイルスを同時に検査可能なキット
        も発売されました。
      • PCR検査は正確で偽陽性を防ぐためだが、高価で臨床上は不必要である。
      • ウイルスの抗体検査は過去の感染歴を調べるためで意義は少ない。

    【治療】
      • 一般的には、風邪と同じく解熱・消炎薬:カロナール、PL顆粒 免疫を高める葛根湯などの併用。    

  • 特殊な抗ウイルス薬:ウイルスの蛋白やRNAをブロックし増殖を抑える。


    1.ゾコーバ錠 

    塩野義製薬 軽度〜中等症 併用禁忌薬多数 
    5日間投与での薬価  ¥52000

    2.ラゲブリオカプセル

     MSD製薬 軽度〜中等症 妊婦には禁忌
    5日間 投与での薬価 ¥94000

    3.パキロピッドパック

     ファイザー製薬 軽度〜中等症 併用禁忌薬多数 
    5日間投与での薬価 ¥99000

    4.レムデシベル ギリアド 点滴静注 中等症〜重症 入院治療で3日間の注射での薬価  ¥250000
          
     いずれも健康保険の適応がありますが高価です。