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食生活の欧米化に伴い、胆石症が増加しつつあり、現在成人の10人に1人は胆石を有し、女性は男性に比べ、2倍も胆石症を合併しやすいです。
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胆石の種類はコレステロール結石が80%を占め、欧米人の石に似てきました。
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人間ドックでの無症候状胆石は3-4%の発見率といわれています。
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ほとんど無症状ですが、脂っこい食物や卵を食べた後、急に上腹部や右側腹部の激痛(セン痛発作)を認めることがあります。
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胆石は腹部エコーや腹部CT検査で簡単に診断が可能です。
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腹部症状のないものは脂っこい食物や卵を避けるようにして6ヶ月に1回位腹部エコーで経過を観察します。
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腹痛、発熱、黄疸などが見られた場合は、手術治療になります。
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胆石溶解剤や体外衝撃波による結石破砕療法(ESWL)もありますが、あまり有効ではありません。
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最近では、開腹をせずに内視鏡的に胆嚢を切除する手術(腹腔鏡下胆嚢摘出術)が一般的です。
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胆石を持った胆嚢は炎症が強く胆汁を濃縮する胆嚢の働きが悪く、また胆石再発の可能性が大きいため、胆嚢全体を摘出します。
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胆嚢は摘出しても持続的に胆汁が胆管を通じて十二指腸に排出されるため、消化吸収にはあまり影響はありません。